ARASHI YANAGAWA
ARASHI YANAGAWA SPECIAL INTERVIEW
テーラードジャケットを本場で勝負

―今後の展開は?

「コレクションは前回の東京で一区切り。パリで4シーズン、展示会をやっているので、今回からはパリに照準を合わせてそのスピードにシフトチェンジしていきたい。今後は海外セールスも視野に入れていきたいですね」


―パリの反応は?

「百年そこそこしか洋服を着ていない日本人のテーラードジャケットを伝統のあるパリに納得させるのはやっぱり大変。でも、隙間をついてというより、正々堂々、真っ向勝負を挑むのが自分のスタイルなので、いつか、自分のテーラードジャケットを受け入れてもらえるよう試行錯誤を続けていきたい。日本の成功者の中にも、テーラードで勝負をかけた人はいないですしね。前人未到だからこそ、意味があるし、やりがいもある。一つのきっかけとしてN.Y.発信というのもありかなとは思っています。いい機会があればそれも視野に入れていきたいですね」


―ブランド立ち上げから世界進出は考えていたのですか?

「東コレのデビュー時は世界展開なんて考えてなかったですね。最初は洋服好きが高じて始めたブランドだったので、まさか東コレをできるなんて思ってもなかったですし、洋服を作りながら、自分がご飯を食べていければいいなっていう感覚だったので」


―ボクサーからの転身という経歴も気になります。

「幼い頃に父の影響でボクシングを始めたんです。ファッションにも中学生辺りから目覚めたのですが、ボクシングはずっと続けていたんです。高校を卒業して将来を考える頃には東京からスカウトもあったりして、手っ取り早く東京に行くならボクシングかなって。ずっと、頭の片隅でボクシングをやめたらファッションに携わりたいなという気持ちはありましたね。デザイナーになるとは思っていませんでしたけど。だから実際、洋服作りを始めた頃は、何からやればいいかわからないし、ただこういうものが作りたいっていうイメージだけしかない状態。生地屋さんに行っても、専門用語も知らないから、熱く自分の熱意を伝えるしかない。だから、最初は失敗もたくさんありましたね」