
二村 いろんな人たちにつけて欲しいですね。価格も2万円台だし、若い人たちも楽しめるし、歳を重ねた人たちにも遊び心のある時計として楽しんでもらえる仕上がりになっています。 INDEPENDENTが元々持っているエッジが効いていてハードなイメージにプラスしてソフトなんだけどコンサバティブになり過ぎない着こなしにも合う時計だと思うので、この時計を通じて幅が広がればいいなと思います。
椎葉 最初はあまり強い独立心を強調するのではなく何にも染まらない雰囲気を出すために「ナードでスキニーな雰囲気」というコンセプトでお願いをしました。
二村 広告の場合は、アートディレクターさんがいて、そのイメージの元、パーツを載せていくような作り方をするのですが、今回は、アートディレクターさんから「ファッションを軸にして時計を見せたい」という提案を頂いたんです。昔のようなモッズファッションみたいな直接的なアプローチではなく、もう少しファジーなところなんだけど説得力のあるものを作りたいということで、絵コンテを作っていただきミーティングを重ねていきました。ベースにあるのは、時計と洋服を関連付けること。例えば、素材の光沢感であったり、市松模様であったり。そうすることで、INDEPENDENTのスタイルができるんじゃないかと。広告イメージがモノトーンだったので、陰影をつけることで幅が出るのではないかと思いました。それぞれのアイテムに対して「ニューウェーブ」とか「カジュアル」というタイトルをつけてもらって、それをテーマにスタイルを作っていったという感じですね。
二村 作る工程は、洋服と違って、時計ってプロダクトなんだなと思いました。けれど、時計は着こなしに加えていくものなのでそのバランス感も重要なんだなと。あとは、この価格帯の時計に対して可能性を感じましたね。しかも、このINDEPENDENTがもともとミニマルな時計だったのでやりやすかったです。この姿勢はこれからも突き詰めていって欲しいなと思います。