久保嘉男
YOSHIO KUBO SPECIAL INTERVIEW
長く持続できるのはオリジナリティーのあるもの

―デザインされる上で影響を受けたカルチャーは?

「僕はニューヨークでオートクチュールのアシスタントを4年やっていたんですが、元々アメリカへは映像を勉強するために行ったんですよ。ビデオクリップを作ってみたいと思っていたんですが、そういう意味では一番影響を受けているのは映画かもしれないです。映画全般というか」


―確かに久保さんが開かれるファッションショーも映像的というか、エンターテイメント的な要素が強いです。

「そうですね。エンターテイメント性は欠かせない要素だと思っていて。僕のショーを観た人は、映画の『ロッキー』を観た人がジャブを繰り出しながら帰っていくような(笑)感じで帰ってもらいたいなと思っています」


―久保さんから見て今の男の子のイメージとは?

「みなさんすごくお洒落ですよね。人はその時代に順応していくものだと思っているので、僕、”昔はああだった”とか言いたくないタイプなんですけど。ただ、今服は確実に増えていて安くていい物がたくさんある。若い男の子はみんなお洒落にしているし、目もシビアになっている。だからこそやりがいがあるなと思うんです。そういう人達をあっと言わせるのは、やっぱり”ない”ものだと思うんですよ。僕はその”ない”ものを作ろうとしているので、やりがいがありますね」


―最後に、久保さんにとってのINDEPENDENTとは?

「ひと言でいえば、「オンリーワンのもの」ということですね。長い間持続していくのはやっぱりオリジナリティーのあるものだと思うので、それがこのシリーズにもあるんじゃないかと思います。偶然ですが、僕の前シーズンのコレクションテーマが、”INDEPENDENT KINGDOM”だったんです。鎖国している独立国家の中で服を作り続けたらどういうものができるか?というテーマでやったんですが、そうしたこともあり、INDEPENDENTと聞いたときには縁を感じました(笑)」

YOSHIO KUBO

2000年Philadelphia University’ s school of Textile & Science ファッションデザイン学科卒業後、オートクチュールデザイナー Robert Danes 氏のもと4年間ニューヨークでクチュールの全てのコレクションを氏と共に作製に携わる。
帰国後 05S/S よりメンズブランド“yoshio kubo” を発表。
07S/S よりレディースブランド “muller of yoshiokubo” を発表。
08-9F/W よりメンズブランド“undecorated MAN” を発表。
www.ykgf.jp (yoshio kubo / muller of yoshiokubo)
www.undm.jp (undecorated MAN)